日本人の国民性について、「他人の役に立とうとしている」と考える人が「自分のことだけに気を配っている」と考える人を初めて上回り、調査を行った研究所は「東日本大震災後、人との絆が多く語られた結果ではないか」と分析しています。 この調査は、統計数理研究所が昭和28年から5年ごとに行っているもので、今回は全国の20歳から84歳までの男女3170人が回答しました。 それによりますと、日本人の国民性について、「他人の役に立とうとしている」を選んだ人は45%と前回の調査より9ポイント増え、これまでで最も高くなりました。これに対して「自分のことだけに気を配っている」は42%で、「他人の役に立とうとしている」と考える人が「自分のことだけに気を配っている」と考える人を初めて上回りました。また、日本人の長所を複数回答で尋ねたところ、「礼儀正しい」が77%、「親切」が71%で、5年前に比べていずれもおよそ20ポイ