月は古代より我々人類の関心をひいてきた。日本でもお月見の風習があったり、月の中にうさぎを見たり、はたまた月に帰るかぐや姫が人類初の宇宙人として物語に書かれたり……と、古来より月とは、我々にとって馴染み深い天体であった。 そんな月が、潮の満引きに関係しているとか、日食を引き起こすとか、オオカミ男を作り出す(?)とかは周知の事実だ。今回は、月に関する知られざる側面を紹介しよう。 1. 公転している母惑星との比率をみると、月は太陽系内で最も大きな衛星である 木星の衛星ガニメデや土星の衛星タイタンは月よりも大きいが、母惑星との比率をみると、月は不自然なほどに大きい。 2. ブルームーンとは青い月の事ではなく、ひと月(暦月)に起こる二度目の満月の事 月の周期は約29.5日。そしてひと月は30日ほど。そのため、月の始めに満月がおこると、月末にも満月になる時がある。 3. 皆既月食の月が赤いのは、地球の