アスキークラウドは今号で休刊です。創刊した雑誌がなくなるのは悲しいですが、出版社であるKADOKAWAとネット企業であるドワンゴが経営統合する以上、「激変する経済をクラウドの観点で読み解く」という本誌の役割は終わったな、とも感じています。 全ての起点はアップルのアイフォーンです。スティーブ・ジョブズがパーソナルコンピューティングをインターネット時代に適合させた結果、検索エンジン業だったグーグルも、オンラインストアだったアマゾンも、今ではそれぞれの本業を強化するためにスマートフォン事業に参入しています。携帯電話やデジタルカメラだけでなく、時計や計算機、電子辞書、ゲーム機などの携帯機器、さらにはメモ帳や書籍、雑誌に至るまで、あらゆるものがスマートフォンに飲み込まれ、「クラウドの端末」になったのです。 最も割を食ったのがパソコンです。といってもパソコンそのものはオフィスや創作活動用に今後も使われ
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