【5月14日 AFP】最も深刻な症状をもたらす種類のがんの中には、発生する体の部位はまったく異なっても、遺伝的類似性を持つものがあるとする二つの新しい研究が2日、米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」と英科学誌ネイチャー(Nature)にそれぞれ発表された。 白血病と子宮内膜がんに注目したこれらの新研究によって、より効果的な新しい治療への道が開ける可能性がある。 新研究は、最初に見つかった体の部位によって腫瘍を分類するこれまでの方法に異議を唱え、遺伝的特性に基づいて腫瘍を識別するという最近の傾向の高まりをさらに促している。 この研究は、米国立衛生研究所(US National Institutes of Health、NIH)が進めている「がんゲノムアトラス計画」と呼ばれる大規模な計画の一環として行われた。がんゲノムア