即席麺「ペヤング」にゴキブリとみられる虫が混入した商品が見つかった問題で、「まるか食品」(群馬県伊勢崎市)は10日、本社工場で製造した「ペヤング」ブランドの主力商品を全面回収する方針を決めた。11日に正式発表する。 まるか食品は既に、虫が見つかった商品と同じ日に同じラインで製造した商品約5万個を自主回収している。関係者によると、虫入りの麺を外部の分析機関で検査し、製造過程で混入した可能性を否定できなかったという。 伊勢崎市内の2工場は4日から操業停止中。一部の販売店では「ペヤング」シリーズ全6種類について全品撤去している。まるか食品は毎日新聞の取材に「消費者の不安を払拭(ふっしょく)するために最善の対応を取りたい」と説明している。【尾崎修二】