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ブックマーク / hakaiya.com (10)

  • 『明日、ママがいない』に呆れ果てた « 破壊屋

    『明日、ママがいない』騒動について雑感 『明日、ママがいない』への抗議に対する日テレビの態度は、表現の自由を守るという意味で良かった。内部的にはどうか知らんが広報的には日テレビが責任を被っていて、製作現場を守っているのも好感持てる。養護施設側からの質問は無視しすぎだけど。 俺は攻撃的なフィクションが大好きだけど、フィクションに抗議する児童養護施設協議会の怒りも当然だと思う。関係者たちの士気やプライドを守るためには強めの行動を起こす必要があるだろう。でも放送中止要求はやりすぎ。 このドラマで問題となっている描写を「ファンタジーだから」と擁護している人が多いけど、あれがファンタジーという感覚をこのドラマの想定視聴者層全員に適用するのは無理だよ。ファンタジーだと割り切るには冷めた視点が必要で、それを持っていない視聴者は多い。これは数年前に起きたケータイ小説をリアルだと感じる世代と、ギャグだと

    『明日、ママがいない』に呆れ果てた « 破壊屋
  • 風俗に行く男がカッコよかった話 | 破壊屋

    今回は破壊屋初めての下ネタエントリだけど、そこまで下品ではないのでご安心ください。 俺がやっていた仕事で日各地に出張する仕事があった。基は現地集合なんだけど、一人だけ出張前日に現地入りする仲間がいた。理由を聞いたら風俗店(お金を払って女性とエッチするお店)に行くのが目的とのこと。出張当日だと残業や飲み会で風俗に行けないのでわざわざ前日に行くのだ。日各地に旅して最初の晩にその土地の女を抱く!と書くと昔の劇画の主人公みたいだ。 毎週風俗に行くというので、いつしか彼は「風俗王」と仲間内から呼ばれることになった。仲間は全員男だったので酒を飲んだときはくだらないギャグを飛ばした。マンガ『ワンピース』の「海賊王に俺はなる!」のパロディで「風俗王に俺はなる!」とか。 別の仲間で社会人になってすぐ結婚した新人がいた。彼は年上の奥さんに軽く束縛されていて、女性のいる飲み会にも参加しにくいらしい。でも彼

  • 『あまちゃん』が東日本大震災を描いたけれど、阪神淡路大震災の時はどうだった? « 破壊屋

    『あまちゃん』が東日大震災を描いて大きな話題になった。震災の回はかなりの緊張感を持って迎えられていたね。作品の中で東日大震災と向き合うというのはまだまだ難しいんだなと感じる一方で、これで「あまちゃん以降」という区切りが生まれたので今後は色々な作品の中で東日大震災が描かれることになると思う。 ところで阪神淡路大震災はどうやって映画の中で描かれたのだろうか。俺が印象に残っている3映画を取り上げます。寅さん以外の2は両方とも関西映画で日映画史に残るレベルの大傑作です。 まずは阪神淡路大震災と同じ1995年に公開された『男はつらいよ 寅次郎紅の花』から。阪神淡路大震災は1月に起きて、『寅次郎紅の花』は12月に公開された。作が阪神淡路大震災を取り上げたことは公開大きな話題になった。 劇中の時期は1995年の夏の終り。オープニングは寅さんへの連絡を乞う新聞広告から始まる。寅さんが199

  • ステマでよさこいソーランを踊る『魔法遣いに大切なこと』 | 破壊屋

    両さんがハイパーベーゴマをゴーリキのようにゴリ押しで各メディアに売り出すというエピソードだけど、これをガチでやっている映画があった。デートでよさこいソーランを踊る『魔法遣いに大切なこと』だ。 『魔法遣いに大切なこと』そのものについては2008年の「この映画はいったい誰が観に行くんだ 大賞」のアッシュさんのコメントがわかりやすく表現している。 五年も前に一度テレビアニメ化して(声優・宮崎あおい!)たいしたヒットもせず、今年もう一度アニメ化してもやはりぱっとせず、にもかかわらずとどめに実写映画化される作品。 これの企画者は、いったいどんな超能力を持っているのか教えてください。 調べてみると、『魔法遣いに大切なこと』アニメ版は設定の矛盾などをツッコミ入れられていた。 実写版のヒロインは山下リオで、相手役は岡田将生。この世には魔法使いが実在して、魔法使いたちは日公務員として人々のために働いてい

  • となりからみたトトロ 宗教編 « 破壊屋

    幸福の科学のアニメ『神秘の法』がアカデミー賞の長編アニメ部門に出品されることになった。かなり衝撃的なニュースだったけれど、アカデミー賞に出品できる作品の条件はかなり厳しい。大前提である「ロサンジェルスで一週間以上公開された商業映画」という条件を満たすだけでも難しい。『神秘の法』の出品は「幸福の科学は全世界で支持されています!」という実績作りに必死な『神秘の法』の執念が実った結果だろう。 そうなると疑問が湧いてくるのは、海外でもそれなりに評価を受けている『借りぐらしのアリエッティ』ではなくて『コクリコ坂から』が出品されたことだけど、これも『借りぐらしのアリエッティ』が日公開と北米公開の差が一年以上あるため出品資格が無いのが原因とのこと。 そういえば海外でも高い評価を受けている『Shall we ダンス?』はアカデミー外国語作品賞を狙える可能性が高かったんだけど、日テレビが公開終了後に比較

  • 『神秘の法』は観るだけでリューマチが治る奇跡の映画 | 破壊屋

    神秘の法 宇宙人たちがUFOに乗って地球にやってきて、日中国の保守派と手を組むという内容。コメディ映画の『アイアン・スカイ』と同じ設定だけど『神秘の法』はコメディじゃないよ。左からタターガタ・キラー、張麗華(チャン・レイカ)、獅子丸翔、シータ。 大川隆法、人間やめるってよ 幸福実現党はボロ負けするわ、教祖の愛人問題で教団が内部分裂するわ、信者数が増えないので教義の購入ノルマがキツくるなるわと、信じる者が救われない状態となっている幸福の科学だけど、彼らの最新アニメ『神秘の法』が公開された。俺が劇場に行った際には、映画が始まった瞬間に隣の席の人が「あ、間違えた」と退出した。きっと『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』と間違えたのだろう。 比較的常識人である大川隆法の息子が製作した『ファイナル・ジャッジメント』に比べて、『神秘の法』は大川隆法人の意見が強く反映されているため、大変クレイジーな

  • 政治風刺コメディ『アイアン・スカイ』 « 破壊屋

    ナチスがUFOに乗ってやってくる!といネタを映画化した『アイアン・スカイ』。フィンランドの人たちがこのアイデアの映画化を思いついて「製作資金募集」の動画を作って話題になったのも、確か5年くらい前の話。その映画が遂に完成して日で公開された。設定がアレすぎるんだけど映画編を観るとまっとうな政治風刺コメディになっているんだよね。映画のストーリーはこんな感じ↓ややネタバレありです。 第二次世界大戦以降、ずっと月面に隠れていたナチスたちが宇宙船に乗って地球に戻ってくる。なぜなら月面ナチスの最終兵器「神々の黄昏」は地球の高性能小型電子端末で動かすことができるのだ、そうiPhoneならね(劇中では特定の機種を使っていないけど)。アメリカにやって来た月面ナチスたちは時代遅れのナチス思想を振りまくが、それを聞いた保守派のアメリカ合衆国大統領が「良い思想ね!」と感銘を受けて、さっそく選挙キャンペーンにナチ

  • 日本を支配した中国を宗教で倒せ!『ファイナル・ジャッジメント』 « 破壊屋

    2004年に解散したスポーツ平和党とドッコイドッコイだぞ。 あと、世界中がネットで繋がる描写だけど、ネット上の動画に出てくる外国人たちはきっと稲川素子事務所の人たち。 こうして正悟は中国に支配された日人の心を救うべく、地下布教活動を活発させる。正悟に触れられた車イスの少女が立ち上がるなど、正悟はキリストのような力を発揮する。 裏切り、そしてROLE壊滅 正悟の布教活動中に中国軍が攻めてきた。正悟は逮捕されてROLEは壊滅する。リンが裏切ったのだ。 リンは最初からスパイ目的で近づいていたのだ。リンはラオ・ポルトの義理の娘であり、手柄を立てて中国の党幹部になるのが目的だった。 オープニングでリンは神様への祈りをしたために、両親が殺された。だからリンは宗教を信じなくなっていたのだ。 ROLEの主要メンバーは憲三と五反田の消防団が中国軍と戦ってくれたおかげで脱出に成功した。 正悟が処刑されること

  • 「ブルース・リーは地獄に堕ちました」by幸福の科学 « 破壊屋

    俺が愛用している屋は横浜の有隣堂なんだけど、そこに大川隆法(幸福の科学総裁)のコーナーができていたので驚いた。ここ一カ月くらいは大川隆法の書籍の新聞広告も凄かったし、こんな光景は日中の大型書店でも起きているのかもしれない。思わず俺も2冊ほど購入してしまった。 大川隆法霊言集を知らない人に説明すると、大川隆法が過去の人間(キリストとか天皇とか)とチャネリングして幸福の科学の正当性を訴えるシリーズ。実際のところは大川隆法や信者たちが適当にでっちあげた内容なので、江原啓之並みの単純ミスをやっている時もある。例えば聖徳太子とチャネリングすると、聖徳太子が自分のことを「聖徳太子」って言っていたりするのだ。「聖徳太子」は諡号であって名は「厩戸」なのに。 大川隆法がマルクスを召霊するんだけど、マルクスは日語を喋れないのでドイツ系の天使に通訳を頼む。 大川隆法 日語を話せないようなので、通訳の霊

  • 放射能とレディ・ガガ 東日本大震災コメディ映画『青いソラ白い雲』 « 破壊屋

    遂に東日大震災を題材にしたコメディ映画が生まれた。早っ!といっても直接的にネタにしたわけでもないし、被災地を題材にしたわけでもない。ネタになっているのは震災後の滑稽な東京の姿だ。 今から映画の序盤のストーリーを解説します、序盤の展開のみネタバレとなっています。 映画のストーリー(震災前) 物語のヒロインは、ちょっとしたセレブ人生を歩んでいる女子高生リエだ。リエのお父さんは旅行会社を経営している結構な金持ちなので、リエは苦労知らず。さらにリエは美貌と美脚の持ち主なので、女子高生たちに大人気の読者モデルとしても活躍している。 2011年3月10日、リエは友人たちと集まって談笑する。リエは間近に迫った卒業式には出ないでロサンジェルスへ留学してしまう。卒業式に出ない理由はロサンジェルスでレディ・ガガのライブを観るためだ。リエの友人で歌手デビューが決まっているアズサは 「レディ・ガガなんてマドンナ

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