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ブックマーク / haruna0109.hatenablog.com (5)

  • ポプラ社小説新人賞を受賞しました。 - 悩みは特にありません。

    ポプラ社小説新人賞という公募の賞があるのですが、この度私こと寺地はるな、夫からはモコラブンタンというよくわからない渾名で呼ばれているこの私が受賞しました。めでたいです。 小説なるものを書きはじめて数年になりますが、公募に出しては落ちてを繰り返していました。そのたびに泣きながらうまい棒(めんたい味)をべ散らかしたり、じゃがりこをお湯でふやかしたものをポテトサラダと偽って夕飯のおかずに出したり、あぶらとり紙のかわりに酢だこさん太郎を使って余計に顔をベトベトにするなどの自暴自棄な振る舞いをしていたので最初受賞の連絡を頂いた時にわかには信じられず、「これは新人賞やるやる詐欺かもしれない……!」などと疑っていました。疑心暗鬼とはまさしくあの瞬間の私のためにあるような言葉だと思いました。 余談ですが息子を保育園へ迎えに行く途中にその電話を受けたので道端で自転車に跨がったまま「エッショウ?エッショウ?

    ポプラ社小説新人賞を受賞しました。 - 悩みは特にありません。
  • そういうこともあるよね。 - 悩みは特にありません。

    まあそういうこともあるよね、という言葉を私はよく使います。待ち合わせの相手が二時間ぐらい来ない(し携帯も繋がらない)時とか、おもちくん(息子)が床にいりごまをぶちまけた時などに「生きてたらまあそういうこともあるよね」と声に出して言います。 これはつまり「動揺するほどのことじゃないよ」と自分自身に言い聞かせたいのであって、ハプニングを真正面から受けとめずに受け流したいのだと思います。いりごまをぶちまけられたら掃除機をかければいいし、今度から絶対手の届かないところに置くとか具体的な対処するしかないのであって、もう既に起こってしまったハプニングに苛ついたり落ち込んだりする必要は無いんだよ、わかるかいテラミンたち、と言い聞かせたいのです。ちなみにテラミンというのは私の脳細胞の総称です。 だいたいいつもそんな感じで生きてるんですけど、たまに「いや無いでしょ」って思う時があって、それはまさしく今朝の話

    そういうこともあるよね。 - 悩みは特にありません。
  • 素敵なお母さんになれませんでした。 - 悩みは特にありません。

    私がこどもを生む前に夢想していた「素敵なお母さん」というのは毎日絵を読んであげて『ぐりとぐら』の頁を見ながら「おいしそうだね」「べたいね」とか言い合って実際フライパンでカステラ作りとかして、そしてこどものTシャツにクロスステッチでパトカーの刺繍とかいれてあげて、そしてそして「お昼寝中の息子の寝顔を見つめていると愛しさがこみ上げてきて、たとえ胴体がちぎれてもこの子を守りたいと思いました」とブログに書くようなそういうお母さんだったんですけど、実際の自分の育児の有り様は憧れていたのとは違うよね。もう全然違うよね。(ちなみに寝顔のくだりは実際に数年前育児雑誌の投稿で読んだ文章です。寝顔を見守る母の慈愛と「胴体がちぎれる」という表現のギャップが強烈過ぎていまだに忘れられない)まずあれだよね。絵の読み聞かせね。一応寝る前やってるよね。うん、やってる。息子(3歳)が棚から自分で読みたいものを選ん

  • 落ちた。 - 悩みは特にありません。

    2014-05-09 落ちた。 太宰治賞という公募の小説の新人賞があるのです。それに応募して最終候補に選ばれたのですが受賞できませんでした。落ちました。 わたしは今まで小説を書いてますとかそういうことをあんまり人に言ったことがなくて(こっぱずかしいから)、だからこのブログでもそんなことは一切書いてこなかったし、ならば別にこの場で大々的に落選を発表する必要はないぜよとも考えたんですが、なんていうかそういう恥ずかしいことを極力避けようとするようなズルいところがダメなんじゃないかしらそういうところがてめえはクソなんじゃないかしらと思ったので、あえてここに書きました。ここに書かなければ前に進めないような気がしました。 落選したと知った時はやっぱりおちこみましたし、ていうか「一次選考だろうが最終選考だろうが落ちたらみんな一緒なんだよオオオオわたしなんか嗚呼わたしなんかウワアアアアアア」と号泣して

  • ぜよぜよぜよぜよ。 - 悩みは特にありません。

    2014-04-08 ぜよぜよぜよぜよ。 わたしの夫は「高校時代、校内で七三分けを流行らせた」というよくわからない武勇伝を持っている大変ユニークな人なんですけれども、最近ちょっと乙女化が尋常ではなくて当方困惑しております。 なんかいきなりハーブティーとか飲み始めたし、このあいだはわたしの『大阪のかわいい雑貨屋さん』っていうをこっそり見ていましたし、着替え中ドアを開けたら咄嗟に上半身を隠してましたし、ほんとうにどんどん乙女になっていくんです。あと最近、息子のおもちくんにつきあって『仮面ライダー鎧武』というのを毎週観てるんですけど、どうやら仮面ライダーのメロンの人のファンになってしまったようなんです。 観たことがない人は突然「メロンの人」とか言われても訳がわからないと思うので一応説明しますが、『仮面ライダー鎧武』はフルーツの絵が描いてある錠みたいなのをベルトにセットすると空からぶどうとかバナ

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