9.7インチの大型液晶を備えているだけに、頭に思い描く重さと、手に持った時、感じるはずの重さがあきらかに合っていない。ただし、もちろん、重量がないわけではない。1分ほど持っていると手への加重が蓄積されてきて、「なるほど、さすがに軽すぎというわけではないが、これなら長時間抱えていられる」と落ち着いた判断ができる。 ただ、重さの印象としては旧iPad(第4世代iPad)とではなく、むしろiPad miniと比較されるべきというくらいの軽さを、9.7インチという液晶サイズで実現しているのだ。 このマシンをしばらく使った後、第4世代iPadを触ると、「まるで鉛の鎧(よろい)」を着ているかのように重く感じ、アップルは1年の間にこれだけの進化を起こすのかと改めて驚かされる。 ただ製品を軽くするだけならば、おそらく去年でもできた。 しかしアップルは、例えばバッテリーの10時間駆動や、100万本近いiPh
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