阪神を退団した新井貴浩内野手(37)が広島へ復帰することが10日、分かった。この日、広島市内で球団と話し合いを持ち、入団の意思を伝えた。合意した来季の年俸は今季2億円のわずか10分の1となる2000万円。涙の退団から7年、二度と戻ることはできないと思い悩んだ古巣への復帰を決断した。 【写真】2007年11月、FA権を行使し、移籍する意思を表明した新井は、カープへの思いを述べて涙を流す 新井が決断した。「ありがたい話を頂いた。気持ちは固まった」。この日、自ら広島へ出向き、球団に入団の意思を伝えた。合意した来季年俸は2000万円。阪神から提示された7000万円をさらに下回り、今季の2億円からはわずか10分の1となる。それでも、故郷での再起には十分な「評価」だった。関係者によると、新井は提示された条件を持ち帰ることなく即断したという。 最も関心を示したのが、古巣の広島だった。阪神退団が決まっ