流通大手の「セブン&アイ・ホールディングス」は、これまで手薄だった関西地区での営業を強化するため大阪を中心に店舗を展開する食品スーパーと提携する方針を固めました。 「万代」は、大阪を中心に京都や兵庫など2府3県でおよそ150店舗を展開する食品スーパーで、地元産品の取り扱いが多いのが特徴です。 一方、「セブン&アイ」は、関西地区でグループのスーパーやコンビニが少ないのが現状で、今回の提携を通じて手薄だった関西での事業基盤を強化し、プライベートブランドと呼ばれる自主開発商品の展開などを強化したい考えです。 また、「万代」としても流通大手との提携で共同仕入れなどを進めてコスト削減につなげたい考えです。 「セブン&アイ」は、北海道や岡山のスーパーなどとも提携を進めていて、これまで全国で画一的だった店舗の運営を見直し、地域密着を進めるねらいもあるものとみられます。