「ハイスコアガール」事件、知財専門家らが刑事手続きに反対声明 「侵害が明らかではなく、表現活動に委縮も」 漫画「ハイスコアガール」が他社のゲーム作品のキャラクターを無断使用し、著作権を侵害したとして作者やスクウェア・エニックス社員ら16人が書類送検された事件で、知的財産法の研究者や実務家ら27人が12月22日、「著作権侵害の成否が明らかでない事案について刑事手続が進められることに反対する」とする声明を発表した。 声明には中山信弘 明治大学研究・知財戦略機構特任教授や田村善之 北海道大学大学院法学研究科教授、福井健策弁護士や藤本由香里 明治大学国際日本学部教授らが賛同している。 声明では、今回のケースについて、「著作権侵害の要件としての類似性が認められない可能性、また適法な引用に該当する可能性などがあり、著作権侵害が明確に肯定されるべき事案とは言いがたい」と指摘。著作権の「微妙」な事件では一
前回までのあらすじ 囮となるイラスト「パクツイ御供」を世に放ち、 みごと数々の画像盗用BOTを葬ることに成功した パクツイBOTスレイヤー・ナカシマさん! それでもなお衰えない BOTの増殖力を目の当たりにし、 ついに警察の手を借りることを決意するが・・・ 担当になってくれた警察官の方は そもそも「Twitter」を知らなかった! 突如立ちはだかるデジタル・ディバイドの壁! パクツイBOTスレイヤーの運命や、いかに! 第1話から読む方はこちら 登場人物 ナカシマさん ぎふ県在住の イラストレーター。 ヨコシマさん なごや県出身の 敏腕編集者。 エビフライ(Amazon) おいしいよね! パクツイ・画像盗用BOTのしくみ pic.twitter.com/1Th9Yy2bmX — ナカシマ723 (@nakashima723) 2014, 8月 24 自動パクツイツールの例 Twitter B
約20社のうち、許諾済みは3社のみ 他社のゲームキャラクターを漫画作品の中で無断で使ったとして、大阪府警は17日、著作権法違反容疑で、ゲームソフト「ドラゴンクエスト」などの製作で知られる漫画作品の発行元「スクウェア・エニックス」(東京都新宿区)と、同社の編集・出版部門の役員や担当者15人、漫画の作者の押切蓮介氏(35)の計16人を書類送検した。いずれも容疑を否認しているという。 書類送検容疑は、平成24年2月~25年12月、発行する漫画誌「月刊ビッグガンガン」で連載中の「ハイスコアガール」の作品中、ゲームソフト販売・開発会社「SNKプレイモア」(大阪府吹田市)が著作権を持つ対戦型格闘ゲーム「ザ・キング・オブ・ファイターズ(KOF)」などのキャラクターを計166カ所で、許諾を得ないまま勝手に使用したとしている。 府警生活経済課によると、作品中、SNK社を含めて許諾が必要なゲーム会社は約20社
スクウェア・エニックスは10月8日、SNKプレイモアに対し、スク・エニから出版されている漫画「ハイスコアガール」(押切蓮介作)がSNKプレイモアの著作権を侵害していないことの確認を求めて大阪地裁に提訴した。「当社の主張の正当性を民事訴訟の場において明らかにしていく所存」としている。 同作品をめぐっては、SNKプレイモアが自社ゲーム作品のキャラクターを漫画で無断で使用され著作権を侵害されたとしてスク・エニを刑事告訴。8月に大阪府警がスク・エニを家宅捜索していた。 スク・エニは、SNKプレイモアが主張する著作権侵害の事実がないことの確認を求めて提訴に踏み切ったとしている。一方、家宅捜索以降、警察による捜査に対して全面的に協力しており、引き続き誠意をもって対応していくとしている。 騒動を受けて同作品は連載を休止しており、単行本も自主回収されている。 関連記事 スク・エニ「ハイスコアガール」、セガ
株式会社スクウェア・エニックス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:松田 洋祐、以下「当社」)は、本日、株式会社SNKプレイモア(以下「被告」)を相手方として、債務不存在確認請求訴訟を大阪地方裁判所に提起いたしましたので、お知らせします。 当社が出版する漫画「ハイスコアガール」が被告の著作権を侵害しているとして、被告が当社及び当社出版部門関係者を刑事告訴した結果、当社は、2014年8月5日に大阪府警察本部及び同曽根崎警察署による家宅捜索を受けました。 当社としましては、上記の刑事告訴を受け、被告が主張するような著作権侵害の事実がないことの確認を求めて本件訴訟の提起に踏み切ったもので、当社の主張の正当性を民事訴訟の場において明らかにしていく所存です。 なお、当社は、上記の家宅捜索以降、警察当局による捜査に対して全面的に協力しており、引き続き誠意をもって対応してまいります。 ※記載されている会
2014年8月、著作権侵害の疑いによる大阪府警による出版元のスクウェア・エニックスへの家宅捜索を受けて休載中の『ハイスコアガール』。 同月、連載再開に関してのアナウンスはなされていない。そうした中、大阪府警ではスクウェア・エニックスの関係者を大阪まで出頭させて事情聴取を行っていることが、関係者への取材でわかった。 大阪府警に近い消息筋によれば、関係者への取り調べは週一回程度、関係者を大阪まで出頭させて事情聴取を行う形で継続しているという。 しかし、捜査の中で大阪府警内部では、捜査に対する熱意は次第に失われているという。ある新聞記者は次のように語る。 「当初、大阪府警では大企業が著作権侵害を犯しているということもあり、ともすれば会社ぐるみの悪質な犯行ではないかとも想定し、かなり力を入れていたようです。ところが、実際には数人の担当者の失態に過ぎなかったということがわかってきていて、“大々的に家
ヒット作を連発するゲームメーカーでありながら、なぜこんな事態に…。「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」などの製作で知られる大手ゲームソフト開発会社「スクウェア・エニックス」(東京)が8月5日、大阪府警の家宅捜索を受けた。発行する月刊誌で連載中の漫画「ハイスコアガール」(押切蓮介氏著)の中で、他社のゲームキャラクターを無断使用したとされる著作権法違反容疑だ。魅力的なキャラクターが活躍するゲームを製作・販売しているスクエニ社だけに、著作権には敏感な気がするのだが、無断使用は100カ所以上とされ、使われた側は「極めて悪質な行為」と怒り心頭だ。スクエニ社は「違反の認識はない」との立場を取り、府警の捜査もこれからだが、「お騒がせした」とのことでスクエニ社は単行本などを回収。ハイスコアガールは書店の本棚から姿を消した。無意味な(C)マーク 1990年代。格闘ゲーム全盛期だった当時、日本全国
【関連:SNKプレイモア、スクエニを刑事告訴―5日にはスクエニ本社に家宅捜索も】 ■単行本は自主回収、連載は休載 発表文によると、本作の過去の出版コミックスおよび、ファンブックは自主回収、電子書籍についても配信を停止。また、月刊ビッグガンガン誌上での連載については、一時休載することを決定。再開については、決まり次第誌上および、公式HPで発表するとしている。なお、既に決定しているアニメ化については今発表では何も触れられていない。 (引用:http://www.jp.square-enix.com/magazine/biggangan/pop20140811.shtml) ■問題発覚までの経緯 本作は1990年代の対戦型格闘ゲームブームを舞台に描いたコメディ作品。作中には実際に販売されたゲーム作品が数多く登場するなどし、20~30代を中心に高い人気を得ていた。 掲載されるゲーム作品は、基本的に
卯城ライチ @false800 『ハイスコアガール』の件が話題となっておりますが、さらにアングラでデタラメ感の強い我らが『れとろげ。』( mangag.com/manga/?p=86 )の場合、作中でゲームキャラを描く場合は担当編集さん(山本編集長)が毎回1つ1つメーカーに許諾を取ってくれています。 2014-08-06 13:05:09 卯城ライチ @false800 『れとろげ。』では、温泉回でアルカノイドのバウスで卓球をする場面や、ハドソン(当時)の高橋名人なども、1つ1つ許可を取っています。ゲーム雑誌も出版しているマイクロマガジン社ならではの強みですね。 pic.twitter.com/3MiE0DCVng 2014-08-06 13:06:29
人気漫画に他社のゲームキャラが…ドラクエの「スクエニ」を著作権侵害容疑で捜索 大阪府警(1/2ページ) - MSN産経west 「ハイスコアガール」スク・エニ告訴でSNKプレイモアが説明 「なんら誠意ある対応なかった」 - ITmedia ニュース 経緯としては、ハイスコアガールのアニメ化に伴い、アニメ制作会社がSNKプレイモアに問い合せた所、そもそもガンガンの編集が使用許可を得ていないことが発覚し、SNKプレイモアが今年の5月に民事では無く刑事告訴し、8月6日にスクウェア・エニックス本社が家宅捜索を受けた、という流れ。 ハイスコアガールの巻末には、SNKプレイモアのコピーライト表記がありますが許可を取っていなかったとは驚きです。「ハイスコアガール」問題、カプコン・ナムコ・セガはキャラクター使用を許諾済み のようですが、アイレムやハドソン、ニチブツなどの承諾を得ているのかは現時点で分かりま
ハイスコアガールは1~5巻と公式ファンブックを刊行済みだが、全て自主回収する。電子版の販売も停止する。電子版購入済みのユーザーの閲覧は引き続き可能で、「現時点で、購入済みユーザーが閲覧できなくなることはない」としている。 「月刊ビッグガンガン」での連載は継続する。アニメ化の予定にも「変更はない」としている。 関連記事 「ハイスコアガール」著作権侵害問題でスク・エニがコメント 人気漫画「ハイスコアガール」がゲームのキャラクターを無断で使用していたとして、スクウェア・エニックスが家宅捜索を受けた問題で、同社がコメントを発表した。 「ハイスコアガール」問題、カプコン・ナムコ・セガはキャラクター使用を許諾済み 漫画「ハイスコアガール」にSNKプレイモアのゲームキャラが無断で掲載されていたとしてスク・エニが告訴された問題で、同作品にキャラが登場するカプコンやナムコ、セガは使用を正式に許諾していたとい
「ハイスコアガール」1巻のクレジット表記(電子版より)。SNKプレイモア、カプコン、セガ、ナムコなどのクレジットが表記されている 人気漫画「ハイスコアガール」がゲームのキャラクターを無断で使用していたとして、出版元のスクウェア・エニックスが著作権法違反容疑で家宅捜索を受けた問題で、告訴したSNKプレイモアの担当者によると、同作品への同社著作物の掲載について、スク・エニから許諾依頼や相談などは「一切なかった」という。一方、キャラクターの使用を正式に許諾していたゲーム会社も複数あることが分かった。 「ハイスコアガール」は押切蓮介さんが「月刊ビックガンガン」で連載中の人気作品。1990年代の格闘ゲームブームを舞台にしたラブコメディで、SNK(当時)の「ザ・キング・オブ・ファイターズ」(KOF)や「サムライスピリッツ」、カプコンの「ストリートファイターII」、セガの「バーチャファイター」、ナムコ(
押切蓮介さんの人気漫画「ハイスコアガール」のデジタル版が8月6日までにKindleストアから削除されました。商品ページは残っていますが「現在ご利用いただけません」という案内が表示されていて購入できなくなっています。スクウェア・エニックス広報部によると、紙版はすべて自主回収を决定。デジタル版も各ストアからすべて削除されます。 デジタル版の新規購入はできない状態ですが、「購入済みのデジタル版が読めなくなることはない」方針で、購入済みの人がデジタル版を再ダウンロードすることも可能だそうです。「月刊ビッグガンガン」での連載は継続するとしています。 「現在ご利用いただけません」 紙版は品切れの表示 ハイスコアガールをめぐっては、SNKプレイモアが販売元のスク・エニを刑事告訴したと6日に発表しました。SNKが保有するゲーム作品のキャラクターなどがハイスコアガールに無断使用されているとSNK側は主張。ス
大阪府警生活経済課が「スクウェア・エニックス」本社を8月5日に家宅捜索したというとんでもないニュースが報じられていますが、なぜそのようなことになってしまったのかという経緯を刑事告訴したSNKプレイモアが公式サイトで説明しています。 【PDFファイル】株式会社スクウェア・エニックス等に対する刑事告訴について http://www.snkplaymore.co.jp/pdf/140806_1.pdf まず、刑事告訴されるきっかけとなったのが月刊ビッグガンガンで連載中の押切蓮介による90年代アーケードゲームラブコメマンガ「ハイスコアガール」で、2012年に1巻が発売され、現在は5巻まで発売済みとなっており、以下の2本の公式PVを見るとどのような内容かがわかります。 「ハイスコアガール」PV公開 「スト2」「FF5」とコラボ - YouTube 12月25日(水)の第5巻通常版&初回限定特装版の発
News Release 関係各位 株式会社スクウェア・エニックス等に対する刑事告訴について 株式会社SNKプレイモア(以下、当社)は、株式会社スクウェア・エニックス及び同社出版部門 の関係者を刑事告訴いたしましたので、皆様にお知らせいたします。 株式会社スクウェア・エニックスは、当社の許諾を受けることなく、当社が著作権を有する多数の ゲームプログラムのキャラクターを複製使用した漫画「ハイスコアガール(著者:押切蓮介氏)」 を出版し、当社の著作権を侵害しました。当社は、重大な違法行為を厳重抗議すべく、株式会社 スクウェア・エニックスに対し、「ハイスコアガール」の電子書籍、単行本、月刊誌その他の販売 の即時停止を再三申入れましたが、なんら誠意ある対応がなされませんでした。 当社としましては、本来、著作権等の権利を守り、その侵害に厳格に対処すべき、大手上場企業の グループ会社による極めて悪質
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