ドイツ西部ケルン(Cologne)で開かれたゲーム見本市で、コンピューターゲームを楽しむ来場者(2010年8月10日撮影、資料写真)。(c)AFP/PATRIK STOLLARZ 【8月7日 AFP】長きにわたり、若者たちを孤立させる要因であるとみなされてきたコンピューターゲーム――しかし現在、ニュージーランドのプロジェクトチームが若年性うつ病の治療に効果的なコンピューターゲーム「SPARX」を開発中だ。 ファンタジーロールプレイングゲームのSPARXは、認知行動療法(CBT)と呼ばれる心理学的アプローチで、若者たちにうつ病への取り組み方法を伝えるゲームだ。プレーヤーは戦士となり、火の玉でネガティブな考えを吹き飛ばして悲観と絶望の沼から世界を救いだすことが目的だ。 ■深刻になりすぎずに自分のペースで オークランド大(Auckland University)の児童青年精神科医でプロジェクトリ