あけましておめでとうございます。株式会社ミツエーリンクスの黒澤剛志です。本稿では、昨年に引き続いて、2015年のWebアクセシビリティの短期的な予測を寄稿させていただきます。 HTML5がW3C勧告に 2014年10月、HTML5仕様がW3C勧告として公開されました。 W3C勧告として公開されることは、その仕様はブラウザーなどに既に実装されていることを意味しています。Webアクセシビリティの観点からは、HTMLのセマンティクスがユーザーに伝わるかどうか、という点も重要です。この点に関しては、2014年を通して多くのブラウザーが改善に取り組みました。特に、これまで対応が弱かったGoogle Chromeでの取り組みが目立ちました。HTML5 Accessibilityのスコアを見ると、Goolge Chrome(Windows版)は、2014年3月には47でしたが、2014年11月には83.