米ロサンゼルスで8日、ハリウッド版ゴジラの新作「GODZILLA」の世界初上映が行われた。「ゴジラ」誕生から60年。原点である反核メッセージを、東日本大震災や原発事故を思わせる場面に込めた。 物語は、日本で起きた震災による原発事故で妻を亡くした米国人科学者が、事故の原因に不審を抱くところから始まる。ゴジラ初の3Dで、身長108メートルのゴジラが大迫力で暴れる。1998年のハリウッド版はトカゲのような姿だったが、今回は本家に近い。ゴジラとは別の巨大怪獣も現れる。 「ゴジラ」は54年、米の水爆実験で第五福竜丸が死の灰を浴びた事件を受け、第1作が作られた。恐竜の生き残りが水爆で目覚めたとの設定で、日本で計28作が作られた。