C#言語&.NET(厳密にはMono)を使ってMac OS X向けCocoaアプリ(Mac App Store対応)を開発できる「Xamarin.Mac」(ザマリン・ドットマック)が昨年末(米国時間で2012年12月12日)に登場した。Xamarin.Macを使えば、使い慣れたC#でプログラムが書けるだけでなく、Monoや.NETで開発した資産をMac上のアプリでも再利用できる可能性があるのも魅力的だ。本稿では、そのXamarin.Macを用いて「簡易Webブラウザ」のサンプル・アプリを開発することを通して、「Xamarin.Macの開発は、どのようなものか?」を紹介する(ただし、Mac App Storeへのアプリ公開の方法は紹介しない)。 【コラム】MonoとXamarin社 Monoとは、.NETの実行基盤の仕様である「CLI(共通言語インフラストラクチャ)」を、LinuxやMac