まず、「デジタルマーケティングの中でのアドテクの役割とは?」というテーマから対談は始まり、まず中村氏は次のように話す。 ライオンのなかで自分はECではなくブランド系の広告をやっているが、これまではテレビ、ラジオ、新聞、インターネットといった複数のメディアを並べて一斉にやることがメディアミックスだという幻想を抱いていたと思う。アドテクノロジーは柔軟性があり、他の広告にアジャストすることが容易。しっかりとカスタマージャーニーを捉えたうえで、どこに広告を置くかを考える必要がある。顧客がリアルにどのような行動を取るかストーリー立てし、全体のなかでアドテクノロジーをどのように使っていくかという発想がこれから重要になってくるのではないか(中村氏) 第一部でも菅原氏が“退化”という言葉を使ったように、アドテクノロジーはどうしてもメディアを売る側と買う側で閉じてしまい、効率化と最適化だけが進んでいる。中村
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