英リバープール(Liverpool)で開催のサッカーの試合で、ピッチに降り立ったカササギ(2010年4月29日撮影、資料写真)。(c)AFP/PAUL ELLIS 【8月20日 AFP】黒と白の体色が特徴的な鳥、カササギは、光る物を好んで集める「宝石泥棒」として代々知られてきたが、実際には光る物体には警戒して近づかないことが明らかになった──ドイツの比較認知科学専門誌「Animal Cognition(動物の認知)」にこれまでの俗説を覆す研究論文が掲載された。 英エクセター大学(University of Exeter)の動物行動学者チームは幾つかの実験を行った結果、カササギには「盗癖」などなく、実際には未知の物体に対して極めて警戒的であることが分かったという。 研究チームは、同大のキャンパス内のさまざまな場所に光る物体や光沢のない物体を並べ、野生および飼育されたカササギの反応を観察した。