今年31歳になるが、 例えば、何か検索しようとブラウザを開くと 他の情報が目に入り、 自分が何を検索しようとしていたのか忘れてしまう。 このようなことがよくある。 些細な事かもしれないが結構悩んでいる。 以前から物忘れは多く、家族から指摘されたこともある。 物忘れに効くこと、何かあれば書いてほしいです。
「0.999999・・・ってさあ」 数Aの教科書をじっと眺めていた彼が、振り向いて言った。 「ん、何」 「1 じゃねーだろ」 「1 だよ」 「なんで」 休み時間は残り5 分を切っている。次の授業はヤマケンの英語だった。そろそろ単語テストの "仕込み" をはじめたい。 「だってほら、教科書にそう書いてある」 僕は教科書をひったくって読み上げた。1 を3 で割ると、0.333・・・。それを3 倍すると、0.999・・・。でも、この0.999・・・は1 を3 で割って3 倍しただけだから、結局は最初と同じ、1 に戻る。キューキューキューと連呼する自分がバカみたいに思えた。 「でもさあ」 「ん、何」 「キューキューキューってことはさあ、どこまで行ってもキューが出てくるんだろ?それってキューだから、イチとは違うじゃん」 彼もキューキューと鳴いた。休み時間は残り少ない。 「でも教科書にそう書いてある」
高校・大学と一緒だった友達がいてさ。 彼は音楽が大変に好きで小遣いの殆どをCDに費やしてしまい、昼休みはいつもナイススティックを食べていた。 「お前んち、CD何枚持ってんの?」とか「あー今月CD買いすぎて金ねーわー」とか休み時間の度にアピールする彼を何故か嫌いになれなくて、 たまに席が近くなるとちょっと話す、くらいの関係がだらだらと続いていた。 彼のことを「音楽博士」「家がツタヤ」と呼ぶと今お気に入りのCD(たいていライブ版だ)を3枚貸してくれたので、 部屋で聞くCDにも困らなかった。後で感想を聞かれるのが困ったけど。 いつもの様に彼からCDを借りようとしたある日、 3枚のCDの中に日本語じゃないのが混じっているのに気がついた。赤ん坊が海中を悠然と泳ぐジャケット。ニルヴァーナだ。 「もうJ-POPなんてダサくて聞いてらんねー。どいつもこいつもおんなじ歌詞、おんなじコード進行ばっかりだ。これ
意中の人を落とすやり方は人それぞれなんだけど、 実は武器にたとえると解りやすいんじゃないかと思っている。 これのメリットは自分の武器を客観的に考えられると どうやって得意領域に持っていけるか、 また弱点をどうやって克服するかという発想になるので 成功体験を繰り返しやすくなるという仮説に基づいている。 暇な人は、読んでみて自分がどのタイプの 武器を扱うのが良いか考えてみると良いんじゃないかな。 ○長剣ナイトタイプ さわやか系のリア充が好む武器スタイル。 中間距離(友達)までは盾(いい人)で近づいて、 切りつける。振りはそれなりに大きいので外すと、 2撃目を打つ前に距離を離されて逃げられることもある。 女子にも伝わる「誠実さ」「コミュ力」が装備条件。 ○短剣アサシンタイプ いわゆる女慣れしているヤリチンが好むスタイル。 警戒心を抱かせないように近づいて、 短剣の切り付け(それとなく好意を伝える
大学四回生の夏、下宿の扉に「出入禁止」とチョークで大書し、親を呼ばれて精神病院に連れて行かれた。 パソコンを買ってもらったのは小学三年生の冬だった。今でも覚えている。1996年12月2日のことだ。Windows95発売で世間は揺れていた。インターネット回線がうちに来たのは翌97年の1月、これはそこそこ早い導入だったと思う。さらに翌々年の99年にはケーブルテレビで常時接続になった。親には先見の明があったが、しかしパソコンには詳しくなかった。PC-8001も確かそうだ。親はこれが次世代の必需品になると確信して買っていたが、買った一方で使い道が分からなくてオブジェとして放置していた。親はPC-8001をパソコンだと言っていたけれど、僕にとってパソコンはおっきなテレビが標準で付属しているものだったし、マウスもなかったので、それがパソコンだとは到底思えなかった。でも親は言った。今度来るのは違うんだ、
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