9月20日、サイボウズは同社のクラウドサービス「cybozu.com」の基盤について解説する技術説明会を開催した。cybozu.comのインフラを手がけたCTOの山本泰宇氏が「OSSを最低限しか使わない理由」や「既存アプリのクラウド化」などをディープに語った。 世代の異なるアプリケーションもクラウドで同居 技術説明を行なった山本泰宇氏は過去ガルーンの開発を手がけたほか、サイボウズのCTOや開発本部長、執行役員などの肩書きも持つ(もっとも最近は肩書きが多すぎるため、名刺は空欄だという)。同社の主力製品となりつつあるcybozu.comにおいてはリードプログラマーやアーキテクト、運用責任者などを務めており、まさにcybozu.comの“生みの親”といえる。 山本氏がまず語ったのは、cybozu.comの沿革や現状だ。サイボウズOfficeやガルーン、kintone、メールワイズなどのアプリケー