麺類好きが住む日本には、その土地に根付いた郷土の麺というものが数々ある。最近知ったのだが、山形県の日本海側に位置する庄内地方では、「麦切り」というものをよく食べるらしい。 庄内出身の人から麦切りとは何かと聞いたところ、小麦粉を塩水で捏ねて細く切ったものだそうだ。麦を切ったから麦切り。それってうどん、あるいは冷麦とは違うのだろうか。 どうにも気になったので、山形まで麦きりを食べに行き、さらに地元の製麺所で作り方を習ってきた。
「タキタロウ」という名前を聞いて、ピンとくる人はどれくらいいるのだろうか。作曲家ではなく山形県鶴岡市(旧朝日村)大鳥の山奥にある大鳥池に潜んでいる巨大魚で、その全長は1メートルとも2メートルとも3メートルともいわれている。 タキタロウの存在は、「釣りキチ三平」という釣り好きにとってはバイブルみたいなマンガに、「O池の滝太郎」として登場したことで、一気に全国区の知名度となった。私も1975年に描かれたそのマンガで知った一人である。 そんなタキタロウの生態調査が30年振りに行われることとなり、そのメンバーを一般から募集するということで(こちら)、私も参加させていただくことになった。
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