顧客からの信頼を失墜させた事故から丸2年が経った現在。再発防止策に取り組んできたファーストサーバを再起動させたのは、離れたと思っていた顧客の声と全社ぐるみで取り組んだコミュニケーションの強化だ。 つらかったこと、うれしかったこと ここまで2回で事故対応と再発防止への取り組みを見てきた。こうして書き連ねていくと、各メンバーは淡淡と事故処理をこなし、再発防止策を進めてきたように思えるが、もちろんそんなことはない。この2年間、ファーストサーバの各メンバーは、さまざまな不安や緊張、ストレスに晒されてきた。 まず事故直後には、ネットでの書き込みが急増した。顧客からの悲鳴や体制の不備を指摘するツイートのほか、度が過ぎる会社や社員個人への攻撃も横行することになった。それでも事故当時は、緊張感でなんとか精神面、体力面をもたせていたが、対応が一段落すると、逆に不安が襲ってきたというメンバーは多い。 開発担当
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