森と湖の国・フィンランド。日本では「ムーミン」「マリメッコ」などのかわいらしいイメージが強いかもしれないが、「Angry Bird」のRovio、「Clash of Clans」のSupercellなど大ヒットゲームを産み出す企業を輩出している。 東京の約半分、人口560万人ほどの北欧の小さな国が世界に名だたるゲーム企業を産む秘密の1つが、政府による積極的な投資だ。 スタートアップ支援を行う中心組織、フィンランド技術庁(TEKES)は、自然エネルギーや情報通信、バイオ・化学など6つの重点分野で、企業/研究機関のビジネスや研究を支援している。毎年1500社の民間企業、600の研究機関や大学に計5億ユーロ(約700億円)を投資し、専門家によるバックアップも行う。成長分野に早い段階から投資し、世界での存在感を高め、長期的に経済を強化していく狙いだ。 特に力を入れるのが、ゲーム産業への投資。全体で
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