腕時計から「リストファッション」へ 1万円台の国産カスタム腕時計「Knot」の狙い:連載・クラウドファンディング「成立」のその後(1/3 ページ) 日本初の腕時計が生まれたのはいつだかご存じだろうか。その答えは「約100年前」。1913年に精工舎(現セイコーウオッチ)が初の国産腕時計「LAUREL」を発売してから、2013年でちょうど100周年を迎えた。 このように日本で長く愛されてきた腕時計だが、近年では携帯電話やスマートフォンの普及で、腕時計が持つ「道具」としてのアイデンティティは失われつつある。一方、ファストファッションと呼ばれる安価なファッションスタイルが流行する中、若者たちの中では高価な腕時計を敬遠する「腕時計離れ」が進んでいるとも言われている。 そんな中「腕時計を“リストファッション”として再定義し、若者たちにも親しまれるような新しいブランドを作る必要がある」と感じていたのが、