まず、僕の体験を聞いてほしい あなたが現在、本来の自分とは合わない仕事をしていたってかまわない。 何がしたいかわからなくたってかまわない。 いくつも夢を諦めてきたってかまわない。 やる気がおきず、ただ惰性で暮らす日々が3年も5年も続いていたってかまわない。 おまえには何もできないって、親や友だちや配偶者に言われたってかまわない。 もう、50才になってたってかまわない。 それでも、あなたは、あなたの道、あなた本来の自分の道を歩くことができる、と僕は思う。 あなたの、そのガッツがまだ着火するなら。 まず、僕の体験を聞いてほしい。 数えきれないほどの夢を諦めてきた。 プロ野球選手、ギタリスト、海洋学者、マスコミへの就職、作家…… 子供の頃からの夢のリストを書くと、こんなふうになる。 第一志望の水産学科に入ったくせに、大学には5年在籍した。ろくに学校に行けず、アイスホッケーとバイトに明け暮れた。