デンソーウェーブは5月22日、列車のドアにQRコードを貼り付け、ホームドアの開閉を制御するシステムが、都営地下鉄浅草線で導入されると発表した。QRコードから列車の情報を読み取り、車両ドアと連動してホームドアも開閉する。大規模な改修が必要なく、停車時間を短縮できるという。 車両ドアのガラス部分に貼り付けたQRコードを、駅ホーム上部に設置したスキャナーで読み取る。QRコードから到着した列車のドア数、編成車両数などの情報を取得し、車両ドアの開閉に合わせ、ホームドアも動く仕組みだ。 複数の鉄道事業者が直通運転しているホームでは、乗り入れ車両のドア数や位置が異なるため、各社の形式に対応する必要がある。その上、車両ドアとホームドアをそれぞれ別のシステムで制御すると、停車時間が長くなる課題もあった。 QRコードの場合は、車両ドアに貼るだけで大規模な改修が必要なく、車両ドアの制御のみでホームドアも開閉でき