飲み込んで体の内部から自分の健康状態がわかるというデジタル薬が、先頃アメリカの食品医薬品局から認可を受けた。これにより近い将来、医療現場などでこのデジタル薬が実際に使用されることになる。 デジタル薬は、米粒大のセンサーと皮膚に直接貼るパッチのセットで使用される。 まず、この小さなセンサーを錠剤などの薬に埋め込んで飲み込む。このセンサーは胃液に触れることによってスイッチが入るしくみ。そしてスイッチの入ったセンサーが送る体内の情報を、皮膚に貼ったパッチが受診するというシステムになっている。 センサーが体外に排出されるまで約7日間、体内での様々なデータが得られるのだ。こうして得られた情報は、スマホのアプリで閲覧が可能。そしてさらに、かかりつけ医や介護士、臨床医などとシェアができる。 飲み込むと言っても小さくて負担がないので、胃カメラのような苦しさもない。子供からお年寄りまで簡単に使用できるスグレ