7月末に博報堂を退職し、ひっそりと「文鳥社」という会社をつくりました。文鳥社はデザイン会社です。「出版社のような名前ですね」とよく言われますが、一応デザイン会社です (出版もひとつの事業として行います)。博報堂の同い年のデザイナーとふたりでアイデアを出し合ってつくりました。辞めたのは僕一人なので、とりあえず表参道に小さな事務所を構え、ひとりでスタートしています。 博報堂には6年間ほどいて、肩書きはずっとコピーライターでした。博報堂のいいところも悪いところもたくさん見てきました。でも嫌いなことを書き出すと本を一冊書けてしまうので、今回は書かないことにします(会議がとにかく嫌いでした)。それよりはこれからのことについて書いてみようと思います。 デザイン会社と言うと、一般的には「受注の制作仕事」が多いと思うのですが、文鳥社は「受注ではない自社ビジネス」を中心にしていこうと考えています。具体的に、