静岡県下田市の福井祐輔市長は27日の定例記者会見で、下田商工会議所青年部がつくったゆるキャラの「ぺるりん」について、「全国的に報道されて有名になった。これを生かさない手はないので、独り立ちできるまで市としても支援を続ける」などと述べ、市の補助金を来年度も続ける考えを明らかにした。 ぺるりんは、幕末にペリーの黒船艦隊が来航して下田が日本初の開港地となったことにちなんだゆるキャラ。ペリーの故郷、米国ニューポート生まれのペンギンの妖精という設定で、昨年5月にデビューした。 民間のご当地キャラとして市内外のイベントに精力的に出演していたが、今年7月に就任した福井市長が「外国の偉人をゆるキャラにして、ちゃかしたような名前を付けるのは失礼だ」と批判。「自分の出る行事には一緒に出てほしくない」などと述べ、年間約150万円の市の補助金についても再検討する考えを示していた。 福井市長によると、23日に商…