財務諸表にはそれぞれ目的がある 上に示した通り、貸借対照表は「資産状況・財政状況」、損益計算書は「会社の収益力」、キャッシュフロー計算書は「会社の資金繰り」をそれぞれ分析していくことができるツールです。 株式投資をしていく上では、それぞれの財務諸表についての意味や特徴などを最低限抑えておくようにしましょう。また、それぞれの財務諸表を見ることができるようになると下記のような企業分析ができるようになります。 会社の健全性 会社が倒産しないかどうかについては投資をするうえで大切なポイントです。最近ではJALやエルピーダなど大企業といわれていた会社が事実上の倒産となる事案も数多く出ています。 そんなとき、財務諸表をちゃんと読むことができれば、この会社の財務体質は危険だ、現金収支が悪化しており資金繰りに窮しているのではないか?ということを読み取っていくことができます。 たとえば、貸借対照表からは自己