仏中部オルム(ormes)にある化粧品メーカーの研究室で、製品の臭いを嗅ぐ関係者(2010年2月24日撮影、資料写真)。(c)AFP/ERIC PIERMONT 【10月2日 AFP】高齢者における嗅覚機能の低下は、以降5年間に死亡する可能性を高い確率で示唆する「前兆」であるとした研究論文が、1日の米オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)に掲載された。 研究論文は「全米社会生活健康加齢プロジェクト(National Social Life, Health and Aging Project、NSHAP」の一環として行われた初の在宅調査の結果を基にしたもので、この調査を通じて年齢57~85歳の調査対象者のうち、嗅覚に関する簡単なテストで正確に答えることができなかった人の39%が、その後の5年以内に死亡していたことが判明している。また、嗅覚機能に軽度の低下が認められた人と健全な状態と判