国内の市場規模がピーク時の約6分の1にまで縮小──。こんな厳しい状況に置かれている製品があるのをご存じだろうか。 その製品とは2輪車(オートバイク)である。2輪車の国内出荷台数のピークは1982年の約328万台。そこから長期にわたって出荷台数は減少し続けている。 この間にバブル経済で空前の好景気が訪れたのに、その恩恵を受けることもなかった。2008年には、ついにピーク時の6分の1を下回る約52万台にまで落ち込んだ。 そうした中、縮小し続ける市場とは対照的に、国内で新車の販売を増やし続けてきた2輪車メーカーがある。米ハーレーダビッドソンだ。