今,欧米のゲーム業界で最もホットな話題の一つがアウトソーシングだ。不況の折,業界もゲーム開発にかかる経費の削減を考えざるを得ず,企業外部,とくに国外に活路を求めつつあるのだ。しかし,人件費がかかり過ぎるという理由で活躍の場が狭まりつつあることに危機感を覚えたアメリカのゲーム開発者達も,黙って指をくわえて見ているわけではない。新たなビジネスモデルの追求も始まっているようで,その動きは,ゲーム大国である日本にも影響を及ぼすだろう。 Epic Gamesが中国に進出した理由は,テクスチャやモデリングの制作で経費を節約することが主な目的である。しかし,中国の潜在的なゲーム開発者は余剰気味であり,同社はAtlas Technologyという会社を中国で手に入れ,Unreal EngineのMMOG対応などを可能にしている。画像は,多くのアートが中国で制作された「Unreal Tournament I