株式会社 日経BP 〒105-8308 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号 →GoogleMapでみる <最寄り駅> 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」4b出口より徒歩5分 東京メトロ南北線 「六本木一丁目駅」泉ガーデン出口より徒歩7分
欧米を中心に、金融版のネットオークション、あるいはSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)とも呼ぶべき新サービス「ソーシャルレンディング」の市場が急成長している。インターネットを通じて、小口融資の借り手と貸し手を結びつけるサービスだ。ネット取引であるためコストが低く、貸主と借主の双方にメリットとなる。これが従来的な個人向け融資を補完する手法として注目されるようになった。 ソーシャルレンディングは登場まもない概念なので、さまざまな呼称が乱立している。命名法は大きく2系統に分かれる。まずこのサービスが個人間融資であることに着目する場合はソーシャルレンディング、P2P金融(融資)などを呼ぶ。P2Pはpeer to peer(対等の結びつき)やperson to person(人と人)を意味する。一方、同サービスが競売であることに注目する場合は、金融オークションと呼ぶ。 ネットオークション
バンキング2.0──個人間融資は起業家の資金源になるか 原文タイトル:Banking 2.0: New Capital Connections For Entrepreneurs 原文掲載サイト:www.forbes.com 著者名:Maureen Farrell 原文公開日時:2008年2月11日 金融市場では、信用収縮が起きている。中小企業にとって、資金の調達先を十分に考えておくことが非常に重要になった。そんな中、従来の調達先に代わるものとして、一つの手法が広がりを見せている。個人から個人への融資を仲介するWebサイトだ。 Prosper.com、 Zopa、Lending Club、GlobeFunderといったこの種のサイトは、ソーシャルネットワーキング・ツールなどのソフトウエアを利用し、見知らぬ相手同士が容易に資金を貸し借りできるようにしている。家族間、友人間の
新規参入が相次ぎ、市場が拡大 ソーシャルレンディングの仕組みは、2005年ごろから欧米で発達した。有名企業にはイギリスのゾーパ(Zopa)やバージンマネー(Virgin Money)、米国のプロスパー(Prosper)やレンディングクラブ(Lending Club)などがある。また最近では欧米以外で創業する企業も登場。例えば中国には、PPDaiやQifangといったサービスが存在する。 事業規模も徐々に大きくなっている。例えばプロスパーの場合、会員総数は今年1月現在で58万人弱。2007年における融資総額は7200万ドル(1ドル=100円として72億円)に及ぶ。1件あたりの融資平均額は6848ドル(約68万円)。 日本でもソーシャルレンディング立ち上げの機運が高まる 規模の広がりに応じて、新しい動きも出ている。同サービスの融資先が「個人から中小企業」に広がっているのだ。昨年以降、サ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く