中国・広州で今年11月開催される第16回アジア競技大会に、囲碁が初めて正式種目として採用され、日本棋院など国内囲碁組織は9日までに、大会参加団体として「全日本囲碁連合」を設立することで合意した。 今月中にも日本オリンピック委員会(JOC)に承認申請する。囲碁はスポーツの一種ととらえる考えが世界的に広がっており、今後もスポーツの祭典に囲碁が登場する機会がありそうだ。 囲碁は11月20〜26日、広州チェス会館を会場に、男女団体、混合ダブルス(ペア)の3競技が行われる。日本からは男子6人、女子4人のプロ棋士が選手として派遣される見通し。大会に参加するにはJOCの承認団体となる必要があり、いずれも財団法人の日本棋院、関西棋院、日本ペア碁協会の3組織が、どのような参加形態とするかについて協議を続けてきた。 大会ではドーピング検査も受けることになり、新団体は対応の検討を急ぐ。メダル獲得には報奨金を出す