前回でディスクからのデータ読み込み方法と、その時にぶつかる壁について解説した。今回はいよいよデータの読み込み処理を実装していく。 ソースファイルを追加する さて、読み込み処理を書くに当たって読み込むデータ(プログラム)が何か無いと始まらない。今までコードは全てipl.sという1つのソースファイルに書いていた。これに加えて、setup.sというソースファイルを別に用意する。この後機能拡張をしていくときは、ipl.sではなくsetup.sの方にコードを追加していく。因みに、わざわざsetupなんて名前にしたのは、今後ここに色々な初期化処理を書くよという布石だ。 とりあえず最初は無限ループで止まるようにしておけばいいだろう。 # setup.s .code16 begin: jmp begin リンカスクリプトを書く setup.oは、今まで書いたIPLのすぐ後ろに追加したい。そのためには、リン