よく考えてみたら、長男は私の幼少時代に似ているのだった。家ではよくしゃべるし、我が強いのだが、1歩外へ出て集団に入ると萎縮してしまい、おとなしーくなってしまう。それを人は内弁慶と言う。ただし、私はあそこまでしつこく泣かなかった…多分。 小学校に入っても、長男の引っ込み思案の内弁慶はかわらず、放課後に自分でお友達と約束して遊ぶようになったのは3年生になってからだったと思う。 入学当時、1年生ではまず学校のルールを覚えて生活に慣れ、毎日元気に学校に来る事が勉強なのだというお話があったが、長男のようなタイプには本当に大事な事だと思った。 引越しもあり、環境の変化に体がついていけなかったのか、一学期は毎朝のようにお腹が痛くなり、下痢をした。それでもなんとか学校には遅刻をせず通うことが出来た。担任の先生と話をして、先生が、 「もしも学校でトイレを失敗したら、そ〜っと保健室に行っちゃえば、誰にも分から