無理ゲー社会(小学館新書) 作者:橘玲 小学館 Amazon 今後社会はますます格差が広がり、持たざる者はより一層苦境を強いられる、そんな事情を淡々と突きつけられる本でした。 公平だけど不平等な社会 50メートル走で全員が同じスタートラインに立ち、同時にスタートしたら、足の速さに違いがあるので結果は「平等」になりません。 それに対して、足の遅い人を前から、速い人を後ろからスタートさせたら、結果は「平等」ですが「公平」ではなくなります。 この結果に人々はどう思うでしょう。 おそらく、足の早い人が1位になるのは容認するけど、足の遅い人が優遇されるのは「ずるい」と感じるのではないでしょうか。 これがそのまま今の社会に当てはまります。 人々の生活が豊かになるにつれて、皆が自分らしく生きれる社会(公平な社会)になる一方、そこでは持つ者と持たざる者の格差が広がります(結果の不平等)。 努力できるかは運
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