「極端にデフォルメ」された作品は、ここ数年、常にコンテンツを世代交代しながら流行っている。 ちょい前に『モルカー』ブームがあって、今流行っているのは『ちいかわ』かな。『現場猫』もまだ流行ってるし、『川尻こだま』も局地的に流行っている。 「極端にデフォルメされた作品」。と乱暴にひとくくりすると、上記の様式をとった作品のことを言う。 特徴としては、いわゆるヘタウマ系で、表情以外の要素をオミットしたデフォルメ。である。 私がこのテの作品の特異性に気づいたのは、まだ上記の作品が台頭する前の2016年。『バーナード嬢曰く。』のアニメ・原作コミックと『マンガで分かる!FGO』と『ポプテピピック』のブームからだ。 この3作品の共通する特異性。それはどちらも、「ヘタウマ系で、表情以外の要素をオミットしたデフォルメ」にある。 そう、「萌え」の局地とは、情報量の極端な圧縮から訪れるのだ。 思い返せば、例えば、