2024年1月15日のブックマーク (1件)

  • Ces-dur 音楽プロジェクト

    良い演奏、退屈な演奏とは ― 井上直幸「ピアノ奏法」から 2016年1月 ピアニスト、故井上直幸氏(1940~2003)の著作「ピアノ奏法 - 音楽を表現する喜び」(春秋社 1998年)を読んだ。 発行当時に屋で眺めて、ピアノ学習者にとても参考になりそうなと思ったが、自分がピアノを弾くわけでなく、わが子達もピアノとの縁が薄くなりつつある時期だったので、そこで終わっていた。それから15年以上になるが、最近になって図書館の書棚で見つけて改めて読み、大変面白く、とても参考になった。これは自分が合唱で歌うようになり、端くれながら演奏する立場になったことによるのだろう。実のところ、参考という以上にこのに影響を受けることになったと私は感じている。 このは「ピアノ奏法」というタイトルで、ピアノ学習者に向けた専門書ではあるのだが、奏法技術の書にとどまらず、副題の「音楽を表現する喜び」を若い世代に伝