JR西日本は19日、蒸気機関車から新幹線までの歴代車両約50両などを展示する「鉄道博物館(仮称)」を京都市下京区に建設すると発表した。 総事業費は約70億円で、2016年春の開業を目指す。展示面積は約3万1000平方メートルで、鉄道関連の博物館としては、車両数とともに国内最大規模となる。 新博物館の本館は3階建て。既存の梅小路蒸気機関車館に併設して一体運営する。ボンネット型の先頭車両が人気だった特急電車「489系」や、「団子っ鼻」の愛称で親しまれた初代新幹線「0系」、現役で活躍する新幹線「500系」などを展示する。現役車両もJR東海道線から館内に引き込み、検査場のように車両上部から見学できる。運転士が実際に使う新幹線の運転シミュレーターも置き、体験できるようにする。