種牡馬、繁殖牝馬、乗馬、誘導馬、リードホース、功労馬、養老牧場、リトレーニング、肥育、被災馬、相馬野馬追、RRC(Retired Racehorse Cup)。 これらに共通して関連するのは、何か。そう、「引退競走馬」である。 サラブレッドは無事なら20年以上生きる。国内の最長寿記録は2019年8月に世を去ったシャルロットの40歳2カ月20日。存命中の最高齢GI馬は、1993年のダービー馬ウイニングチケットで、31歳である。 怪我がなく、繁殖馬としての道が用意されていれば、5歳か6歳まで走って引退するのが普通だ。つまり、サラブレッドが競走馬として過ごすのは、長い「馬生」のほんの前半部分なのである。 競走馬を引退したあとの、第二、第三の馬生のほうがずっと長い。種牡馬や繁殖牝馬、誘導馬など、ファンの目に触れたり、動向がメディアを通じて伝わってきたりする一部の馬以外は、どんな余生を過ごしているの
![「種牡馬になれる牡馬は5%」では“なれなかった”競走馬はどうなる? スターホースだらけの相馬野馬追、武豊騎乗でGIを勝ったアノ馬も(島田明宏)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3e3319be98f7bf4af4d54f6877cb654b29bbf55f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2Fa%2F-%2Fimg_0af55e8ddf9f30b36da66043246150d9360759.jpg)