今回の衆院選で立憲民主党と希望の党、「無所属」グループに3分裂した民進党が、野党再々編の道を探っている。24日には、参院民進が党を当面存続させる方針を確認した。ただ、野党第1党の立憲が「無所属」グループなどと国会で統一会派を組むことに慎重になっており、前途は多難だ。 「誰が民進党員なのかもわからない。党として戦う態勢をつくってほしい」。24日、国会内であった民進の参院議員総会では、戸惑いや不安を訴える声が相次いだ。前原誠司代表の早期辞任を求める意見も出た。 衆院議員は新党に移ったり、党籍を残したまま無所属で立候補したり、衆院解散でバラバラの対応になったが、参院議員47人は、地方議員や党職員とともに党に残る。衆院解散直後は前原氏の希望との合流方針を受け入れたが、合流先を問われれば立憲と希望にわかれるのが現状だ。 この日の会合は、「解党」に慎重に対応する必要があるとの認識で一致した。小川敏夫参