近年、日本の大企業、特に非デジタルの領域でビジネスを成長させてきた業種・業態の企業において、例外なく DX に関連する取り組みを推進・進行している。そして、大きな取り組みの成功事例もよく目にするようになってきている。しかしながら大多数がその成功事例を有する先行者のフォロワーに過ぎないというのが実情であろう。筆者は2022年1月からある大手 JTC の開発組織で中間管理職をしているマネジメント2年生の所謂 DX課長 であり、渦の中で藻掻く者のうちのひとりである。たかが1年間、されど1年間ではあるが、1年間藻掻く中で思うこと感じること考えてることがあるので、このタイミングで文章としてダンプしていく。 そもそも DX とは何なのか 定義、解釈、認識が曖昧なまま『DX をやっていく』を継続したときに起こること 認知が歪み、頭手足がバラバラの方向に進もうとする ローカルスコープで独自の解釈を反映した