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ブックマーク / ityou.hatenablog.com (6)

  • ホルムズ海峡、光対闇のディレクター、怒り狂うプログラマー - 指輪世界の第五日記

    「ああ、それでいうと安倍首相は夢やぶれたディレクターっぽいなと思うんですよね。すみません、この米焼酎をストレートで」 「僕もそれ。2つ。あとお冷やも2つ。お願いします……なにそれ、ディレクター?」 「安倍首相のことを独裁者やらファシストやら言う方々もいるんですが、そういったのはどうもピンと来なかったんですよ。それが先日、参議院で国会議員が、アーミテージ報告のままではないかというツッコミをしてて、そうかこれはわかるかもなと」 「というと」 「このフリップの12項目、たしかに安倍内閣はこの12項目をひとつひとつ通してきた。この中でとっかかりになるのが、ホルムズ海峡です。存立危機事態の例として、安倍内閣は何度もホルムズ海峡の機雷掃海を仮定に出して説明してきた。これは妙に話が古い。2015年現在や近い将来にホルムズ海峡が機雷封鎖されるというのは、うまく想定できなくて話がかみ合いづらい。イラン大使も

    ホルムズ海峡、光対闇のディレクター、怒り狂うプログラマー - 指輪世界の第五日記
  • 艦これ:誰もが気づいた3つの縛りと誰も気づかない2つのトリック - 指輪世界の第五日記

    「じゃあ、もう一皿…かんぱちください。先輩は?」 「かんぱちいいね。僕も、これをもう一杯くださいな。はい。それで、艦これは見てるの?」 「あのアニメ。あれは面白いですね」 「おぅ?」 「あれって、『現場にどんな縛りが降りてきた制作体制だったのか』を想像するのがかなり容易な作品じゃないかと思いませんか? たぶんこうでしょう: ・提督を出さない ・一般人を出さない ・第二次大戦に言及しない そのほかもあるかもしれないけれど、この3つが縛られたうえで作劇しているのはさしあたり確かそうと思われますよね」 「ああ…そうかもね? それは、クレーム対策的なもの?」 「おそらく。だから比較的上層部から現場に降りてきた縛りで、現場も苦しんだのではないでしょうか? この3つの縛りは話のうえでどう波及するかというと: 提督を出さない → 軍事行動の責任者がいない → 作戦の成功や失敗の評価、払われた犠牲や死の価

    艦これ:誰もが気づいた3つの縛りと誰も気づかない2つのトリック - 指輪世界の第五日記
  • 政権を取っていない党のすること/10、20、50議席 - 指輪世界の第五日記

    あの政党は妥協して政権を取ろうとしないから駄目だ、という台詞もまま聞きます。が、そうでもないのです。 政党は政権を取らなくても機能しています。 具体的には10議席、20議席、50議席に閾値があります。 10議席で代表質問権、および党首討論参加権が取れます。突っ込みのきつい党がこれを持っていると、その応対を報道されるプレッシャーが生じ、うかつにへぼいことがしにくくなります。 20議席で議案提出権が取れます。理想主義の党がこれを持っていると理想ばかり見た議案を提出するので、政権党はある程度それに対応した議案を作らなければならなくなります。これもプレッシャーといえますが、別の言い方でいうと、政権党を妥協させる効果があります。 50議席で予算付議案提出権が取れます。野党がこれを持って、政権党の予算案に対案を提出すると、それらを基準として審議が戦われることになり、「対案がない、これしかない」という甘

    政権を取っていない党のすること/10、20、50議席 - 指輪世界の第五日記
  • バクマン。がおそろしい一つの理由 - 指輪世界の第五日記

    「やっぱこうでなきゃいけませんね、春なんだから」 「天気がいいのはいいね」 「それは…ラブライブの踊りか?」 「よくわかりましたね。忍者戦士飛影の動画をループしてたら腕の振りが気になってきて。人間の腕ってかなり重いから反動があるはずなんですよね。そこがやっつけミクミクダンス的になってて。腕自体の細さも、たぶん…」 「早く行こうぜ」 「前に、バクマン。の話してたじゃないですか。あれ、書いてもいいですか」 「うん? いいよ」 「昔ジャンプでやってた漫画? 面白かったよね」 「そう、あれって、なかなかおそろしい漫画でして。すごい面白いし、なかなかおそろしい」 「なにそれ。どうおそろしい」 「いくつかあると思ってるんですが、一番おそろしいのは、コミケが出てこない」 「そこだよなー」 「コミックマーケットのコミケ?」 「そうそのコミケ。あの話って、漫画家志望者や、アシスタントや、漫画が好きな若者が次

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  • 俺たちのラムちゃんのために/新世紀エヴァンゲリオンTV版 - 指輪世界の第五日記

    【Qのネタバレはありません】このエントリにヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qのネタバレはありません。 「おはよう。それ何でエヴァンゲリオン見てるの」 「おはようございます」 「おはよー。さっきまで、TV版のエヴァンゲリオンとラムちゃん、って話をしてたのよ」 「何それ」 「TV版エヴァンゲリオンをプロレスラーの八百長興行として見る、という話はしましたっけ」 「俺は聞いた」 「えーと、以前言ってたね」 「ああいった線の理屈なんですけれど」 「あの話は、主役ロボットが負けたら人類は滅ぶのよ、って言うじゃないですか」 「言うね」 「それであの組織は、いちばん上の目標が、こいつらに負けたら人類が滅ぶという相手を倒していく、それで人類を守る、っていう目標のプロジェクトになっているわけですね」 「そうね」 「この目標は、なるほどごもっとも、そういう敵がいるならそれと戦う巨大な組織を作って、世界中の人々から莫大

  • おおかみこどもの雨と雪/田舎とスタッフワークと強い方 - 指輪世界の第五日記

    (この映画でもっともバイオレントセクシャルで素晴らしいと思う風呂場で錠を下ろすシーンの画像が見つからない! ここにあると思って頂きたい) 「hoi」 「hai」 「他の作業しながらなんで応答率低いけれど、いるよ」 「これが細田守監督のインタビュー http://wired.jp/2012/07/21/interview-hosoda-mamoru/」 「とりあえず昨日の怒りの話をさせてもらうけどさ、」 「どうぞ」 「田舎の社会性、田舎で農業やってる社会集団はさ、すごく環境の共有部分が大きいから、ああいう動きにはならないんだよ。ああはならない」 「というと?」 「都会であれこれ雇用労働してる人らはさ、ある地域のお隣ご近所っていってもけっこう職種とかばらばらだからさ」 「たとえば、お隣のご主人が最近調子よくて昇進したらしいですわねとか、いったって、」 「そのうわさ話からそんなに自分とこの生活や

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