遙から 私はマクドナルド育ちだ。 こういうといったい何事かと思われるだろうが、まだ働くということに対して未熟な18歳の私に、働くということはこういうことだ、と、修行を積んだ場が、マクドナルドでのバイトだったという意味だ。今でも当時の店長が最初に言った言葉を覚えている。 「ここは、部活だと思って働いてほしい」 その言葉どおり、働いて2時間で足がつった。 「移動はすべてダッシュで走って。歩いちゃダメ」 「いつも笑顔で」 「今やろうとすることを常にお客様に言葉で説明して」 「注文を聞くだけじゃダメ。他の商品もお薦めして」 結果、「いらっしゃいませ」と笑顔で迎え、注文後に「ポテトはいかがでしょうか?」と笑顔で勧め、「では2分ほどお待ちくださいませ」と状況を伝えたうえで、猛ダッシュでキッチンへと伝える、という工程になる。 この時、習得したものが私の営業の基本姿勢になった。 そんな私にとって、それら基

