散歩をしていると「国威宣揚」と書かれた石碑を見つけた。普通こういうのには解説があるものなのに、立て札もなくそこにたたずんでいる。一体何者なんだろう。 調べて見えてきたのは、それぞれ違った余生をけなげにすごしている彼らの姿だった。 街かどの異物 慣れた場所を歩くとき、いつもと一本ずれた道を選ぶのが好きだ。曲がった先で変なものを見つけると、自分だけの秘密基地を見つけたような少年時代に戻った気持ちになる。 ある日、いつも歩いている道をなんとなく左に曲がった。思わず頭の中の少年が歓声を上げた。 謎の石碑がコンチニハ。(中野3丁目) あまりに自然に違和感が立っている。思わず歩調が速くなった。 「国威宣揚」ってなんだろう。 こういうものには解説の看板がつきものだ。でも、見渡しても目に入るのは自転車とゴミ回収のお知らせだけ。ほほう、これは謎の香りがするぞ。 もうちょっと詳しく見てみよう。 側面には作られ
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