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ブックマーク / daenizumi.blogspot.com (2)

  • 若さの華やぎと加齢の華やぎ

    今回は俳句の話題に終始する。 俳句同人誌「里」2月号から佐藤文香選句欄「ハイクラブ」がスタートした。発行人の島田牙城は「俳句の選者年齢がどんどんと高くなつてゆくことに僕は強い危惧を感じてきた」と述べている。そして、短歌誌「未来」で笹公人、黒瀬珂瀾の選歌欄が始まることに触れ、「短歌の世界は常に変化を求めてゐる。そして〝現代〟の中にあらうとしてゐる。俳句が超然としてゐていいわけがない」と言う。こうして佐藤文香選句欄がスタートし、メールの使える人なら誰でも投句できる。今月の「里」3月号ではさらにパワーアップしている。 並び帰ってゆく白鳥つまらないね     福田若之 鴨・海老・豚みな死んでゐる皆で囲む   高山れおな 薄氷に触れて匿名希望です        石原ユキオ 暖房は頭の上が温かし          上田信治 顔近くないかおでんをべないか     なかやまなな 第三回田中裕明賞を受賞し

    kanimaster
    kanimaster 2013/03/09
    「顔近くないかおでんを食べないか  なかやまなな」
  • 俳句の句会と川柳の句会

    「川柳カード」創刊記念大会のとき、池田澄子・樋口由紀子の対談で次のようなやり取りがあった。 池田 私が句会へ行くときには「これは絶対大丈夫」という句は持っていかないんです。自分はいいと思うけれども案外ダメかもしれないとか、こういうことを言いたいけれども人はそう読んでくれるだろうかとかいうことを聞きたいために句会へ行くの。 樋口 川柳人なら句会には一番良い句を出しますね。 俳句の句会のことをよく知らない川柳人には、なぜ「良い句」を出さないのかと不審に思った向きもあるかもしれないが、ここには俳句の句会と川柳の句会の違いが端的に表れている。 俳句の句会について、私が利用している入門書は古舘曹人著『句会入門』(角川選書)である。古舘は「俳句入門三原則」として「素直に心を開いて聴くこと」「絶えず俳句に感動すること」を挙げたあと、次のように言う。 「三つ目は、俳句を詠む以上に俳句を読むこと。俳句という

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