タグ

ブックマーク / digital.asahi.com (4)

  • 朝日新聞デジタル:〈ニュース圏外〉イヤミス、なぜ売れる

    後味のわる〜い推理小説、「イヤミス」が売れている。このご時世に、なぜ。 異例の売れ方をしている文庫がある。沼田まほかる「九月が永遠に続けば」(新潮社)だ。著者は団塊世代の女性で、2004年にこの作品で第5回ホラーサスペンス大賞を受賞し、デビューした。08年に文庫化したが、当初は話題にならず、3年かけてようやく初版の2万部が売れた。 それが、昨年6月ごろから急に売れ始めた。64万部に達したいまも、勢いは続いているという。 主人公の女性の息子である高校生が失踪し、別れた夫とその新しい家族もからんで様々な事件が続いていく筋立て。愛人の事故死、前夫の娘の自殺など、ドロドロした展開が続き、心理や情景の描写はかなりグロテスクだ。最後まで読んだものの、個人的にはいま一つ、良さがわからない。 ■30代の女性に人気 売れそうな「芽」を開花させたのが、新潮社営業部の竹内亜弥さん(25)。書店を回るうち、神戸

  • 朝日新聞デジタル:ナパーム弾の少女、米国行脚 撮影記者と二人三脚

    1972年6月8日、南ベトナム側の誤爆によるナパーム弾に焼かれて逃げる9歳のキム・フックさん(中央)=AP、ニック・ウト氏撮影 ベトナム戦争中、ナパーム弾に焼かれた少女は、泣きながら裸で逃げた。その写真は、世界中で反戦のうねりを起こした。彼女は怒りと憎しみを乗り越え、今、米国で反戦と、ゆるしを説く。撮影した記者とともに――。 ■「自ら解き放つため」 「『なぜ、私なの?』。私を傷つけた人たちを呪い、私以上の苦しみを味わえばいい、とさえ思った」 6月、米カリフォルニア州南部ニューポートビーチの教会。キム・フックさん(49)の一言ひとことに約1千人がかたずをのんだ。 胸元に刺繍(ししゅう)を施した鮮やかな濃い水色のアオザイ。フックさんはアオザイの長い左袖をまくり、腫れ上がったやけど痕を見せた。痕跡は背中にも広がる。今も天候が変わると、痛みがひどくなる。 「短い袖の服を着られる女友達がうらやましく

  • 朝日新聞デジタル:〈デジバナ〉ネットに貴重な「ボケ役」

    ■つぶやくデジ記者・神田大介 いま日のネット界で、最もホットな新聞は。朝日新聞デジタルと言いたいが、たぶん「虚構新聞」だろう。「原寸大スカイツリーのプラモデル発売、64億円」など、うそニュースを並べるサイトだ。 最近、「橋下徹・大阪市長が小中学生にツイッター利用を義務化する」という記事が炎上した。題字に「虚構」と書いてあるのに、「デマを流すな」と怒る人と、それを「リテラシーがない」と批判する人で論戦が交わされた。 虚構新聞の社主を名乗るUK(ユーケー)氏に話を聞いた。滋賀県在住、30代前半の塾講師の男性。「なぜ今になって、しかもこの記事が、と意外でした」。2004年から約600のうそ記事を書き、もっと不謹慎なネタもあるが、こんな炎上騒ぎは初めて。腹痛と欲不振で体重が落ちたという。 ツイッターの普及で、ネットの空気が変わったと感じているそうだ。「情報の拡散が爆発的に速くなった。開設時の

    kanimaster
    kanimaster 2012/05/28
    朝日が虚構新聞にまさかの取材。
  • 朝日新聞デジタル:村上春樹の上品な色気 挿絵描く大橋歩が語る魅力

    女性誌「an・an」に連載された村上春樹の人気エッセーがこのほど『おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2』(マガジンハウス)にまとめられた。2001年刊行のエッセー集の続編で、野菜の気持ちを考えたり、アザラシとのキスを想像したりと村上流のユーモアが漂う。挿絵を担当したのは10年前同様、イラストレーターの大橋歩(71)。「熱烈な村上ファン」という大橋に村上と作品の魅力を語ってもらった。 ■人と違う捉え方 『ダンス・ダンス・ダンス』を読んで以来、私は、村上作品の熱烈なファンです。でも、今回も約10年前も、仕事で原稿を読むのはものすごく緊張しました。ファンとしてはを買って読むほうが楽しい。 1のエッセーにいくつも絵にしたいところがあります。話がどんどん飛躍して、いろんな場面が出てくる。今回でいえば、ミニサイズのパンダがご飯の上に並んでいるという「パンダ丼」の話なんていうのもあった。「

  • 1