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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/homestudio (7)

  • 降りやまぬ雪の中で - Sweet*Studio

    陽ののぼらない日。 そんな日がある。 空は厚い雪雲に覆われ、風景はひたすら色をなくしたまま、重い雪に包まれている。 いつ陽がのぼったのか、そして陽が沈もうとしているのかも、わたしの目ではわからない。 暗闇にあっても、その白さはほのかな明るさを保っている。 一日がぼんやりとしたうす暗い白に包まれていた。 こんな日には、家には誰も来ない。 いつもなら、元気よく声をかけてくる宅急便のお兄さん。 たたたっと軽い足取りの郵便配達。 近所中の庭を自由に駆け回る子どもたち。 遊びに来てくれる友人。 そんな人たちは、夢の中の登場人物であったかのように、わたしを取り囲む世界から消えてしまった。 遠い、幻のよう。 空からは、容赦なく雪が降り続く。 まるで、世界中を埋め尽くそうとするように。 凍りつく。すべてが。 命あるものたちのぬくもりでさえ、凍ってしまいそうだ。 やわらかそうに見えて、鋭く、冷たく、残酷な白

    降りやまぬ雪の中で - Sweet*Studio
    kanimaster
    kanimaster 2005/12/17
    素敵な写真と詩。
  • わたしは木 - Sweet*Studio

    深い森の奥に、深い、とても澄んだ湖がある。 そのほとりに、わたしは立っている。 もう、ずっとここに。 そして、これからも一生ここに。 子どもの頃は、空を飛びたかった。 わたしの枝を訪ねる小鳥たちのように、わたしもどこか知らないところへ行ってみたかったし、この森を、遠くから、上から眺めてみたかった。 一度でもいいから。 叶わぬ夢。 そう、木に生まれたわたしには、どんなに頑張っても、叶わぬ夢だとわかっていたくせに、それでもどこかに魔法の呪文があると信じていた子どもの頃。 心の声で小鳥に話しかけてみる。 「ねぇねぇ。小鳥さん。どうやって飛んでいるの?」 小鳥は美しい声を出して答えてくれる。 「ち、ち、ち。そうだなぁ。考えたことはないけれども。 次に行きたい枝をじっと見るのだよ。 それで、えいやって身体を持ち上げてみれば、その枝に着いてるんだ。」 すれ違う鳥に、いつも尋ねてみたけれど、返事はいつも

    わたしは木 - Sweet*Studio
    kanimaster
    kanimaster 2005/12/01
    文章とイラストの素敵なコラボレーション。
  • http://blog.goo.ne.jp/homestudio/e/20df893bd239dc82caddd5b2c288fb30

    kanimaster
    kanimaster 2005/10/26
    「もっと、女の子的使い方をする人が多くてもいい...かな。」
  • 遊歩道へ - Sweet*Studio

    山って、もっとちゃんと装備していかなくちゃいけないと思っていたんです。 もちろん、そういう登山道もたくさんあるけれど、とりあえず、一番の初心者向けコース、行ってきました。 しかも、普通のぺたんこで。 白山が見える展望台への道。ほんの820メートル。 もちろん登りだけれど、階段に整えられているし、ゆるやかですから、なんとかなりますよ・・・? ちょっと登っていくと。 うわあ。りんどうが。でも、後ろ向きなんです。 咲いているのを見つけました。でも、ちょっと遠いかな。 階段のすきまから生えている草も紅葉してます。 ん、草なのかな。それとも木の子どもなのかな。 たんぽぽ?それともキクの仲間?秋の日射しに輝いて咲いてました。 あ、あかとんぼ。写真を撮り終えるまでじーっと待っててくれたのに、ピントずれてます。 というところで、コースのまんなかくらいで、帰らなくてはならない時間が来て、景色も見ずに帰りま

    遊歩道へ - Sweet*Studio
  • 雨降り - Sweet*Studio

    雨・・・ (ofuu) 2005-09-27 19:45:23 「雨の日のお迎え」って子供の頃とっても嬉しかった♪ 悲しい雨、寂しい雨、嬉しい雨、優しい雨・・・。 その時の心のあり様で雨も変わりますね。。 むかーし、♪雨の降る秋の夜は・・・♪なんて感傷めいた詞を書いたことがありました(照) 若い頃は、秋の夜は誰でも詩人になれそうと思ってましたね~(笑) 返信する

    雨降り - Sweet*Studio
    kanimaster
    kanimaster 2005/09/29
    一つ下のブクマの奥さんのブログ。(笑)
  • http://blog.goo.ne.jp/homestudio/e/f0dd4ee49d7257a30e0fdaad060dc6c1

    kanimaster
    kanimaster 2005/09/25
    ↓うるせー!
  • 猫 - Sweet*Studio

    公園にがいた。 かわいい子。 子の見上げる視線の先を追うと、桜の木の枝にがいた。 強い視線を子に送っている。 母親のように思える。 達は見つめあい、けれども決して身動きしない。 母親の様子は何か不思議だった。 身体の様子がどうもおかしい。 どうとは言えないのだけれど、何か違和感がある。 よく見ると、木の枝振りもなんだかおかしいような気がしてくる。 桜のはずだったのに、この葉は、合歓の木? 違和感を持ちつつ、家に帰った。 家族にその話をすると、あのは今生きているはずはないと言う。 そのとき突然、強く思った。 生きているというのは、「わたしはここにいる」と自分が思っているから。 もし、身体は命を落としたとしても、自分で死んだという意識を持たなければ、わたしはまだ生きているはずだ。 きっと、あの母親は、自分がまだ生きていると思っているのだ。 わたしは生きている、あの母親が全身

    猫 - Sweet*Studio
    kanimaster
    kanimaster 2005/09/21
    いいないいな。
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