ラーメンと愛国 (講談社現代新書) 【本の概要】◆今日ご紹介するのは、以前記事にした『ケータイ小説的。』が個人的にツボだった、速水健朗さんの新作。 新書にしてはちょっと厚いので迷ったのですが、いしたにまさきさんの記事に促されて捕獲w ただ、いったん読み始めると、止まらない面白さでした。 アマゾンの内容紹介から。なぜ「ラーメン職人」は作務衣を着るのか? いまや「国民食」となったラーメン。その始まりは戦後の食糧不足と米国の小麦戦略にあった。“工業製品”として普及したチキンラーメン、日本人のノスタルジーをくすぐるチャルメラ、「ご当地ラーメン」に隠されたウソなど、ラーメンの「進化」を戦後日本の変動と重ね合わせたスリリングな物語。なるほど、速水さんらしい鋭い視点の光る力作です! いつも応援ありがとうございます! 【ポイント】■1.「ナポリタン」と「ラーメン」によるアメリカ化 そもそも、それぞれイタリ